2010年3月19日金曜日

Giant MCM-3 現在の仕様

フロントサスペンション:RockShocks SID Team(2003)
フレーム:Giant MCM-3(size470)
ハンドル:Truvativ
シフトレバー:Shimano Deore XT(760系) デュアルコントロールレバー
ブレーキ:Shimano Deore XT(760系) Vブレーキ
フロントディレイラー:Shimano Deore LX(560系)
リアディレイラー:Shimano Deore XT(760系)
クランク:Shimano Deore XT(760系)
スプロケット:Shimano 12t-27t
ホイール:Shimano R540系(650c)
サドル:サンマルコ ケイマノ
タイヤ:Vredestein Fortezza 650×23c

換装の時系列は滅茶苦茶だったりします。
ギアは3×8から3×9へ、
ホイールはDeoreハブにエアロリムを組み合わせた
手組みからスポークの少ないR540へ

簡単に使用感を。
コンポーネントの交換はそのパーツの特徴が良く現れてくるので、
なかなか興味深いです。
以前の8速用LXはぬめぬめとした変速感でしたが、
XTに交換後、シャキシャキとしたものに変化しました。
言い換えるとシフトのダイレクト感が向上した
とでも言うのでしょうか。
セッティングが決まると非常に気持ち良く走れます。
基本的にXT系のグレードに換装すると
気持ちよくといってものんびり流すよりも
スピードに乗って走り抜けるといった感覚の違いが出てくると思います。
のんびり流すのならばDeore系で充分過ぎるのかもしれません。
後から交換するのが嫌で高いグレードで揃えた自分が言うのもなんですが・・・

そして剛性の高いクランクとカーボンフレームの相性は
いいと思われるのですが、
乗り回す際は自転車の漕ぎ方がある程度できるように
なってからの方がいいと思われます。
踏み込んだ際に加速のダイレクト感が増す分、
膝への負担が増えるようで
当時の小生は、いつの間にか膝を悪くしていました。
俗に言うランナー膝というやつです。
加減速の多い街中では仕方が無いのですが、
加速時は横着せずにシフトダウンし、引く力を意識しないと
知らぬ間に膝への負担が蓄積され
楽しい自転車に乗る時間が奪われる事になると思います。

フロントサスペンションの交換は、
MCM-3の雑記にも少し記載されていますが、
非常に効果的でした。
もともと山道を走り抜けるために設計をされた部品でも
段差の多い街中において高価なパーツをおごる事は
とても意味のあることだと思われます。
細いタイヤを使用しているせいか
スピードに乗ってくると道の凹凸で車体が跳ねるのですが、
フロントに関して言えば、
細かい振動を吸収してくれるようになったので腕から全身にかかる
疲労の蓄積が減った様に感じます。

おいおい細かくレビューを加えていきたいなぁと思います。

Giant MCM-3

Giant MCM-3 雑記

発売:1997年頃

価格:日本円にして13ok前後?

特徴:
台湾メーカーGiant初のカーボンモノコックフレーム(ハードテイル型)。
このフレーム以前には
Cadexというカーボンパイプ、アルミラグのフレームがあったが、
カーボンのみの一体成型を行える技術を用い製品化することに成功。
発売当時はフレーム代のみの値段設定と呼ばれていたようで
競合他社を驚かせる。
仕様によってMCM, MCM-Team, MCM-Zero, MCM-1, MCM-2等もある。
詳しくは小生も知らないのだが、TCM等の高級仕様もある。
その後、MCMシリーズは
Giantのマウンテンバイク(以下、MTB)のシリーズにおいて
フラグシップ的な存在となるが、現在は廃止。

経緯:
このフレームに乗る以前は
今は亡き?MaruishiブランドのなんちゃってMTBに乗っていたが、
オークションにてジャンク扱いのこのフレームを購入。
現在5年目、走行距離6k km程。
傷はあったが、状態は良かったので各種パーツを換装。
Shimano Deore LXのコンポーネント→XT(760系)へ。

乗り心地:
このMCM-3は、カンチブレーキに対応していた時代のフレームであり、
正直現在のフレームと比較をすると色々と問題はあるかと思われる。
フルカーボンのフレームにも関わらず、
それのみでは強度が足りなかったのか
ケブラー(ガラス繊維)でさらにフレームを覆う事で
MTBとしての強度を出している。
そのためなのかどうかはわからないが、
フレームとしては硬い部類に入り、
踏み込むとそのままの踏力を持って
気持ちよく加速をしていく感覚を味わえるが、
カーボンフレームの細かい振動を吸収する
といった特徴があるかと問われれば、
疑問を持たざるを得ない。

その後、フロントサスペンションを
ロックショックスの無印エラストマータイプのサスペンションから
リモートロックアウト付きのSID Teamへと換装したが、
非常に乗りやすくなった。
現在は街乗りに使う事がメインなので、
オーバースペックである事は否めない(苦笑)。
繁華街を走る時は、小回りの効くMTBは非常に使い勝手が良い。

などと考え付く事をつらつらとまとめてみたけれど、
どなたかこのフレームについて知っている方いましたら、
いろいろと教えていただきたいなぁ、と。
てか、まじめに考察をしていないので間違いだらけ。
指摘をいただければ色々と加筆修正をしていきたいと思います。

なにせ、このフレームが出た当初は未だインターネットの黎明期、
ネット上には情報が少ないのに当時は驚きました。